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Qlik Sense November2017のデータ準備を使って統計局のオープンデータ(子供の身長)をロードしてみる【その1】

更新日:2023年9月26日


2017年11月中旬に「Qlik Sense November2017」がリリースされていました。さっそくダウンロードしてみました。

Qlik Sense June2017あたりからデータマネージャというデータ準備機能が充実してきているようです。クロス集計データのロードや複数テーブルの縦結合(マージ?)などもGUI操作で実現できました。ロードスクリプトが書けない私にとっては大変便利で助かる機能です。

 

■やってみたこと

政府統計局で公開されている「都道府県別 身長・体重の平均値及び標準偏差」をダウンロードしてQlik Senseにロードしました。

■対象データ

以下のURLからダウンロードしました。

⇒このページで「都道府県別 身長・体重の平均値及び標準偏差」Excelをダウンロードしました。

※こんなデータです。

他統計局の例に漏れず、データ形式ではなくてクロス集計表です・・・。(>_<)

しかも、ご丁寧なことにシートが各年齢ごとに分かれています。。。

 

※手っ取り早く動画でも確認できるようしました。

では、以下はやってみた手順です。

 

Qlik Sense Desktopを起動して新規アプリを作成し、画面指示に沿ってデータ追加を行います。

下記の画面は、C:\TEMPに保存したダウンロードデータを選択しているところです。

ファイルを選択すると、プレビューを表示してくれます。

画面左側はシート名です。まずは「5歳」シートからやってみました。

見事にクロス集計表なので、地道に取り込むことを覚悟して、ここで不要な列項目は削除しました。

  • 思いきって、[B列:都道府県]、 [C列:男 平均身長]、 [G列:女 平均身長] のみにしました。

さらに不要な上部のヘッダ行も削除します!

  • 「ヘッダーサイズ」を「 6 」にしました。

  • ロードする項目を選択したら「データの追加」ボタンをクリックします。

データマネージャが表示されました!

取り込んだテーブル(丸バブル)をクリックすると画面下部にデータプレビューが現れます。

最下部の編集アイコンをクリックしましょう!!

下記のデータ準備画面にていろいろ編集を行います。

  • まずは項目名を変更しました。「都道府県」「男_5歳」「女_5歳」

(※)項目名を「性別_年齢」にしておいてください。

  • そして、「ピボット解除」ボタンをクリックします!!

  • その状態でピボット解除したい「男_5歳」と「女_5歳」列を選択します。

すると、画面下部のプレビューが見事にテーブル形式の扱いやすそうなデータになっています。

これが確認できたら「ピボット解除を適用」をクリックしましょう!

テーブル形式に変換されたデータをさらに加工してまいります。

このあたりもQlik Senseの新しいデータ準備機能みたいですね。

加工したい項目を選択すると、画面下部にデータ属性や値の分布、また置換や分割などの加工ウィンドウが表示されます。

今回は先ほど「性別_年齢」で設定して生成された値を、"_" にて分割いたします。

  • 項目を選択します。

  • 「分割」を選択すると区切り文字候補をハイライトしてくれています。

  • 今回はそのまま「項目の作成」で確定いたしました。

あっという間に、各都道府県の5歳男女別の平均身長データになりました!!

項目名をそれぞれ変更して完成です。

データができたらそのまま「データのロード」ボタンでデータロードして完了です。

帳票形式の面倒なクロス集計表をGUIの操作だけでここまで出来るとはなかなかのモノだと思いました。

次回はさらに、他の年齢のシートも追加して統合していきたいと思います。

以上


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