チャートや表の背景色をカラー関数でグラデーション設定する
更新日:2023年9月26日
【グラデーションするカラー関数の概要】
Qlik Senseではグラフや表のセル背景色などを関数で定義することができます。固定色を指定するRGB()関数やARGB()関数のほかに数値によってグラデーションを指定する関数も存在しています。
グラデーション指定の例は下図をご覧ください。左側は2色か3色でグラデーションするパターンで、右側は10色くらいで自動循環しているパターンです。
それぞれ下記の関数を使用しています。
左上(ColorMix1)、右上(ColorMapJet)
左下(ColorMix2)、右下(ColorHMapHue)
0~1、もしくは ‐1~1 の間の数値でグラデーションするためそれ以外の範囲はグレーとなっていることが分かります。
それぞれの関数については次のとおりです。
【ClolorMix1 関数】
0~1の間の数値で2色グラデーションします。
ColorMix1(値,0の色,1の色)
【ColorMix2 関数】
‐1~0~1の間の数値で3色グラデーションします。
ColorMix2(値,-1の色,1の色,0の色)
【ColorMapJet 関数】
ColorMapJet(値)
0~1の間の数値で色を順に返してくれます。青 から始まり、シアン、黄 、オレンジを通って赤 に戻ります
【ColorMapHue 関数】
ColorMapHue(値)
0~1の間の数値で色を順に返してくれます。赤 から始まり、黄 、緑 、シアン、青 、マゼンタを通り、赤 に戻ります。
【カラー関数の設定箇所】
カラー関数はチャートのプロパティで設定することができます。
■グラフの例(棒グラフ)
グラフの場合は、プロパティから[スタイル]‐[色と凡例]で色のスイッチを「カスタム」にします。
プルダウンから「数式を使用」を選択して数式にカラー関数を指定します。
■表やピボットテーブルの例
表の場合は、プロパティから[データ]から背景色を指定したい[データ項目]を展開し、[背景カラー表現]の数式にカラー関数を指定します。また、[テキストカラー表現]でテキストの色を指定することも可能です。
参考)
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