Qlik SaaS データの一括削除
更新日:8月28日
Qlik Sense SaaSにアップロードしたデータの一括削除の方法について、ご紹介します。
Qlik Sense SaaSにアップロードしたデータは、データをアップロードしたスペースを開き、
[スペースの詳細]-[データファイル]から削除可能です。
ただ、誤ってデータを削除しないよう、データの一括削除ができません。 一括削除する場合、どのように行うのか説明していきます。 データを一括削除する場合は、Qlik CLIを使用する方法です。 Qlik CLIについてのインストール方法等の詳細は、下記ブログ記事をご参照ください。
▼手順
※今回は、上記CLIの設定が完了しているという前提です。
①どのテナントで処理を行うかを指定する。
Powershell または コマンドプロンプトを起動し、下記を実行する。
qlik context use コンテキスト名
※コンテキスト名が不明な場合は、「qlik context ls」を実行することで、
コンテキスト名(下記name箇所)を確認できます。
②データを削除したい対象のスペースIDを確認する。
「カタログ」にてスペースを開くと、URLの末尾にスペースIDが表示されます。
③コネクションIDを確認する。
qlik data-file connection ls --spaceId <Space ID>
④コネクションIDをもとに、削除対象のファイル情報を取得する。
qlik data-file ls --connectionId <コネクションID>
⑤一括削除させるためのjsonファイルを作成する。
qlik data-file ls --connectionId コネクションID > 任意のファイル名
今回は下記のように、「sample.json」ファイルを、「C:Users」フォルダ配下に作成しました。
⑥削除したくないファイルの除外設定を行う。
上記ファイルの中に表示されているファイルが、削除対象のファイルです。
削除の対象から外す場合は、リストから削除します。
作成したjsonファイルを開き、削除したくないファイル部分を削除します。
今回は下記「売上明細.xlsx」部分を削除し、ファイルを保存しました。
⑧一括削除を実行する。
PowerShellにて、下記を上から順に実行する。
※最後のコマンドについては、下記のように1行にまとめて記載するとエラーになりました。
下記の通り、改行すると無事削除できます。
削除したいファイル数がかなり多い際にお試しください!
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