top of page

最新記事リスト

執筆者の写真SENSUKE KURIYAMA

Qlik Senseのピボット解除機能_Crosstable

Qlik S78ebd878ebd878ebd8enseはデータのリロード時に、クロス集計形式のデータをピボット解除してリロードすることができます。横持ちデータを縦持ち変換することで分析に適したデータになります。

 

※2023年10月時点のQlik Sense Businessを利用しています。

 
<ピボット解除について>

まず、ピボット解除がどういうものかを図で説明します。下記の図1は分析対象となる数値が「1月売上」「2月売上」というように、単純な「売上」ではなく1月や2月という単位で集計された状態になっています。このように既に集計された状態だと汎用的な分析では扱いにくくなります。これを図2のようにしてやるのがピボット解除です。


図1:ピボット形式のデータ 汎用的な分析では扱いにくい。例えば「商品AAAの売上を知りたい」場合には、「1月売上」と「2月売上」という2つの数値を加算する必要があります。3月や4月の売上が追加されると修正が必要になり汎用的に扱えません。

​商品名

​1月売上

2月売上

​AAA

​100

123

BBB

200

130

CCC

300

80

図2:ピボット解除したデータ(通常の表形式)

汎用的な分析データ。「1月売上」「2月売上」を縦持ちに変換し「月」と「売上」に明細化することで、分析対象の「売上」に対して「商品名」「月」という分析軸を自由に組み合わせることができます。3月や4月のレコードが増えても対応できます。

​商品名

売上

​AAA

1月

100

AAA

2月

123

BBB

1月

200

​BBB

2月

130

​CCC

1月

300

CCC

2月

80

 
<ピボット解除の方法(データマネージャ)>

① アプリの作成とサンプルデータのリロード アプリを作成し、上記のサンプルデータ(ピボットデータ.xlsx)をロードします。リロードが終了したら[データマネージャ―]を開いてください。

1.リロード終了したら[閉じる]


2.画面上部のメニューから[データマネージャ―]を開きます



② データマネージャーの編集画面

データマネージャー画面でロードした「Sheet1」を選択した状態で、画面下部の編集アイコンをクリックします。

③ ピボット解除の設定

次の手順でピボット解除を実施します。

1.[ピボット解除]ボタンをクリックする

2.縦持ちに変換する項目を 選択状態 にする(下段にピボット解除後のイメージが出てきます)

3.縦持ち変換する項目名を変更します(「1月売上 → 1月」など)

4.[ピボット解除を適用]ボタンをクリックする

5.適用後の項目名は任意に変更可能です

※Tips:1列目を選択状態にして「三」メニューから[選択を反転]すると便利です。

設定が完了したら[データのロード]を実行してください。ピボット形式のデータが縦持ち変換されて表形式のデータでロードされます。

 
<ピボット解除の方法(ロードスクリプト)>

ロードスクリプトでピボット解除をする際は「CrossTable」を利用します。


▼構文 CROSSTABLE ( [解除後の項目名1] , [解除後の項目名2] , 何列目から解除するか )

▼サンプル:1列目を残してピボット解除します。項目名は[月]と[売上]に設定しています。

CROSSTABLE ([月],[売上],1)
LOAD
	[商品名],
	[1月売上] AS [1月],
	[2月売上] AS [2月],
	[3月売上] AS [3月],
	[4月売上] AS [4月]
 FROM [lib://DataFiles/ピボットデータ.xlsx]
(ooxml, embedded labels, table is Sheet1);



 

以上


閲覧数:43回0件のコメント

Comments


bottom of page