Qlik CLIの利用方法
更新日:2023年8月31日
Qlik CLIとは?
Qlik Sense をコマンドラインで操作できるインターフェースです。
Qlik CLIを利用することで、アプリの作成やインポート/エクスポート、
データリロードなどの操作を自動化することができます。
インストール方法
Qlik CLI の実行ファイル(qlik.exe)をダウンロードし、Windowsパスが通った
フォルダに配置して利用します。
(1)ブラウザから「https://github.com/qlik-oss/qlik-cli/releases」を開きます。
そして「qlik-Windows-x86_64.zip」をダウンロードします。
(2)「qlik-Windows-x86_64.zip」を展開してzipファイルに含まれる「qlik.exe」を
Windows パスが通ったフォルダに保存します。
保存先フォルダ例:c:\Windows\System32(任意のパスで構いません)
Qlik CLI から Qlik Sense Enterprise SaaS への接続設定
Qlik CLI から Qlik Sense Enterprise SaaS 上のアプリ等を操作するために
以下設定を行います。
1.APIキーの管理と取得の有効化
Qlik Sense Enterprise SaaSにログインし「Management Console」の「構成」-
「設定」にて「APIキーを有効にする」が有効となっていることを確認します。
2.役割「開発者」の付与
APIキーを生成するために、ログインしている「ユーザー」に、役割として
「開発者」が付与されていることを確認します。
3.APIキーの発行
右上の丸いアイコンをクリックし、「プロファイル設定」の「管理」-「API
キー」にて「新規キーの生成」を選択します。「APIキーの説明」を入力し
「有効期限」を選択して「生成」ボタンをクリックします。
「コピーして閉じる」ボタンをクリックし、APIキーをテキストファイル等に
貼り付けて保存します。そしてAPIキーが生成されたことを確認します。
4.Qlik CLI へのコンテキスト作成
Qlik CLI にQlik Sense Enterprise SaaS の情報(URL)と APIキーを組合せた
コンテキストを作成します。
(1)Powershell または コマンドプロンプトを起動し「qlik context ls」を入力、
実行します。コンテキスト一覧が表示されますが、未だコンテキストが
存在しないことを確認します。
(2)「qlik context init」を実行すると、テナントURLの入力を求められるので、
Qlik Sense Enterprise SaaS のURLを入力します。
(3)テナントURLを入力すると、APIキーの入力を求められますので、
APIキーを入力します。
(4)コンテキスト作成が成功するとセットアップ完了のメッセージが
表示されます。
(5)「qlik context ls」を入力、実行するとコンテキスト一覧に作成情報が
表示されます。複数のテナントを利用しコンテキスト作成した場合、
「Current」が「*」のコンテキストに対して、処理を行います。
「qlik context use <コンテキスト名>」を実行することで処理を行う
コンテキストを変更することができます。
Qlik CLIからQlik Sense Enterprise SaaSを操作
・Qlik CLI のコマンド確認
Qlik CLI で用意されたコマンドは「qlik –h」と「-h」オプションを付与して
実行することで確認できます。表示されたコマンドに対しても、さらに
「-h」オプションを付与、実行することでコマンドの機能詳細が確認できます。
・Qlik CLIのコマンド種類
Qlik CLIで利用可能なコマンド種類は「https://qlik.dev/」で確認可能です。
メニュー「Libraries & Tools」のqlik-cli「Getting started」から始めます。
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