Qlik Sense ピボットテーブルの合計行に色を付けたい
更新日:4月21日
今日はピボットテーブルの見た目でよく使うテクニックをご紹介します。ピボットに表示される項目が多くなってくると、行や列が増えてどうしても見えにくくなっていきます。色を付けることでメリハリが聞いて見やすくなるのでよく利用しています。ただ、意外に単純には出来ないのでご存じない方もおられるかもしれません。
(2024年4月21日に追記)
※ 一連の設定操作のイメージです。
以下では画面で操作をご紹介しています。
Qlik Senseのシンプルなピボットテーブル
Qlik Senseで単純にピボットテーブルを作成すると、下図のようなシンプルな見た目になります。(マーカーを入れているのが合計行のタイトル箇所です)
Excelのように独立したセルのひとつひとつに対して細かな設定をしたりできないので、デザイン的にはある程度限られた範囲での表現となります。
合計行に色を付ける操作
ピボットテーブルでプロパティの表示されているメジャーを展開してみてください。
[背景カラー表現]の箇所に冒頭の数式を記載します。
下記のように設定しました。色はRGB()関数にて指定しています。
If(Dimensionality()=0,rgb(59,154,156),
If(Dimensionality()=1,rgb(120,254,224),
If(Dimensionality()=2,rgb(254,244,169)
)))
合計行が3色に色付けられています。
メジャーの背景色のほかにも、各軸(商品大分類、商品中分類、商品名)にも同様にプロパティで背景色を設定することも可能です。
各軸に上述の同じ数式を設定すると下図のようになります。
マウスオーバーで行に色を付ける操作
ピボットのプロパティで[プレゼンテーション]の[スタイル指定]で設定します。
まとめ
▼合計行に色を付けるには次のとおりピボットテーブルのプロパティで設定を行います。
[データ] タブの[メジャー] にて [背景カラー表現] に次のような数式を設定します。
If(Dimensionality()=0,Yellow())
ピボットが多段になっている場合は階層ごとに色を設定します。
If(Dimensionality()=0,Yellow(),
If(Dimensionality()=1,Blue()
))
※Dimentionality() 関数は軸の数を返します。If文を用いて「ピボットの軸の数が 0(合計行)なら黄色(Yellow())にする」といった指定となります。If文を多段にすることで多段のピボットテーブルに対応します。
※カラー関数は各種用意されています。
▼マウスオーバーで色を付ける際もピボットテーブルのプロパティで設定を行います。
[プレゼンテーション]の[スタイル指定]を開き[カーソルを置いたときに強調表示]のスイッチをオンにして色を選択します。
以上
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