Qlik SaaSにユーザーを一括で招待する!
今回は、Qlik Sense SaaSに、ユーザーを一括で招待する方法をご紹介します。
まずQlik Sense SaaSは、2通りのユーザー管理があります。
1)Entra IDやOktaなどのIDプロバイダーを使用する 2)Qlik Accountを使用する
1)のようにIDプロバイダーを使用している場合、ユーザーを一人ずつ招待する必要はありません。 ただ、社内でIDプロバイダーを使用しておらず、2)のQlik Accountを使用しなければならないことももちろんあるかと思います。
そういった場合下記の通り、ユーザーを一人ずつ招待する必要があります。 ▼ユーザーの招待の方法 管理コンソールの[ユーザー]-[招待]をクリックした後、メールアドレスを入力し、 [招待]をクリックします。 ※カンマ区切りで、複数ユーザーを一気に追加することも可能です。
ただユーザー数がかなり多い場合、上記方法で追加するのは大変です。 そういった場合に、Qlik CLIを使用して、CSVファイルからユーザーリストを追加する方法を紹介します。 ▼Qlik CLIで、CSVファイルからユーザーリストを追加する方法 ①Qlik CLIをインストールする。 手順については、下記ブログ記事をご参照ください。
②PowerShell もしくは UNIX shellを、[管理者として実行]で起動する。 ※今回は、PowerShell を使用していきます。
③どのテナントにユーザーを追加するか指定する。
qlik context use コンテキスト名(テナント名)
※コンテキスト名が不明な場合は、「qlik context ls」を実行することで、
コンテキスト名(下記name箇所)を確認できます。
④下記Communityサイトから、「userlist.csv」をダウンロードする。
⑤ユーザーリストを編集する。 ※今回はテスト目的で、ダウンロードした userlist.csv の上位3名を追加していきます。
⑥④のサイトから、「BashImportUsers.sh.zip」もしくは「PSImportUsers.ps1.zip」を ダウンロードし、zipファイルを解凍します。 今回は、PowerShell を使用しているので「PSImportUsers.ps1.zip」をダウンロードしました。 ▼補足 ダウンロードすると、下記キャプチャのフォルダとファイルがダウンロードされます。 「__MACOSX」フォルダにも「PSImportUsers.ps1」ファイルが存在していますが、 このファイルは壊れているため、「__MACOSX」フォルダは削除してください。 今回は、下記キャプチャ上部に表示されている「PSImportUsers.ps1」ファイルを使用します。
⑦⑥のファイルと、⑤で編集したCSVファイルを同一のフォルダに配置します。
⑧PowerShellにて、⑦のフォルダに移動するコマンドを実行します。
Set-Location フォルダパス
⑨さらに下記コマンドを実行し、ダウンロードした ps1 ファイルを実行します。
.\PSImportUsers.ps1
以上の操作で、ユーザーを一括で追加することが可能です。 管理コンソールから、無事ユーザーが追加されたことが確認できます。 続いては、招待されたユーザー側の操作方法を確認していきましょう。 ▼招待されたユーザー側での操作 ①招待したユーザーに対し、Qlik Sense SaaSのテナントURLを案内します。
②招待されたユーザーは、①のURLにアクセスします。
③下記画面から、ログインを行います。 ※Qlik Accountを保持していないユーザーは、「サインアップ」からアカウントを作成します。
④メールアドレスを入力し、[開始する]をクリックします。
⑤名前や国を指定します。
⑥会社名等を入力します。
⑦認証コードの指定や、パスワードの設定を行います。
以上の方法で、アカウントの作成が完了しました。
再度①のURLにアクセスすることで、招待されたユーザーが、テナントにアクセスできます。
以上が、Qlik Sense SaaSにユーザーを一括追加する方法と、 招待されたユーザー側の操作方法の内容です。
Qlik Accountで運用しなければならないけど、ユーザーが多くて招待が大変・・という場合に、 是非ご活用ください!
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