数字で見るITFjr.ランキング_202111①
更新日:2023年4月13日
最新ランキングで世界のジュニアテニス界の概要を把握!
※「ITF World Tennis Tour Junior Rankings」ページのデータを元に分析しました。
毎週更新されるランキングデータを活用しました。[RANKING][PLAYER NAME][YEAR OF BIRTH][NATION][EVENT PLAYED][POINTS]といったデータが確認できます。
インデックス
▼ITFジュニアランカーの数
世界を狙う13歳から18歳までのジュニア選手達。2021年11月1日付のランキングでは全世界で男女合わせて5,167名いました。男子が3,167名、女子が2,000名となり、この数が多いのか少ないのかはよく分かりませんが、2021年夏の甲子園の出場校(地区予選含む)が 3603校でしたのでちょうど同じくらいですね。
以降の記事は女子ランキングに絞り込んだデータとなっています。
▼年齢別の構成比(女子)
2019年の制度改正により、ITFジュニアランキングで上位へ行くことがプロ選手として世界で活躍するための必須条件となっています。(※参考:Junior Tennis Database)
ということで、ランカーの年齢別の構成比を確認してみました。(※年齢は生まれ年からの単純計算で月齢は考慮していません)
18歳(2003年生):22.0%
17歳(2004年生):29.4%
16歳(2005年生):25.0%
15歳(2006年生):16.4%
14歳(2007年生):_6.0%
13歳(2008年生):_1.2%
年長者ほど多いかと思いましたが、16歳以上になるとあまり年齢は関係ないのかもしれません。また、あくまでジュニアランキングなので、18歳ともなると既にジュニアを卒業している選手が多いのかもしれません。
下記のグラフはポイント数上位の選手たちです。
1位は3,155ポイントの VictoriaJimenez Kasintseva 選手(何て読むのか分かりません・・・)が16歳です。トップ10までを見ると16歳が4人、17歳が2人、18歳が3人となり、その中に1人だけ14歳のBrendaFruhvirtova(ブレンダ フルヴィルトバ)選手が混じっています。日本なら中学2‐3年生の年齢です。
▼国別の構成比(女子)
次に女子2,000名の国別構成比を確認してみました。上位に入ったのはアメリカ、ロシア、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、チェコ、日本、インドとなっており、日本が8位に入っていました。53名の今後の活躍に期待です。
アメリカ:192名
ロシア :161名
フランス:78名
ドイツ :65名
イタリア:60名
イギリス:59名
チェコ :55名
日本 :53名
インド :48名
▼日本のジュニア選手の状況(女子)
続いて、ITFjr.ランキング2,000名に名を連ねる53人の日本選手の顔ぶれを確認してみました。日本人選手の上位20名ほどを下図にピックアップしました。100位内に入っているのは長谷川愛依選手と松田絵理香選手の2名でした。
MeiHasegawa(長谷川愛依):84位
ErikaMatsuda(松田絵理香):91位
MaoMushika(虫賀愛央) :194位
MioMushika(虫賀心央) :205位
SaraSaito(斎藤咲良) :219位
SayakaIshii(石井さやか) :270位
HayuKinoshita(木下晴結) :282位
TomokoKato(加藤智子) :307位
EnaKoike(小池愛菜) :382位
YuraNakagawa(中川由羅) :483位
▼15歳以下のみのランキング(女子)
最後に次世代を担う低年齢層(15歳以下)に絞り込んだランキングを作成してみました。
1位は先述のフルヴィルトバ選手です。そして、13位に斎藤咲良選手と20位に木下晴結選手が入っていました。これからが楽しみな二人です。
今回はひとまず最新ランキングの状況を簡単に確認してみました。何となくITFジュニアの全体像や日本人選手の活躍がイメージできたような気がします。
以上
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