第7回:Qlikデータモデル入門③ ~Qlikで学ぶデータ分析~
更新日:2023年4月22日
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各データパターンのQlik Senseへの取り込み
③「マスタ」「明細」に分かれたデータ
次に「マスタ」「明細」で分かれたデータを考えてみます。これはQlik Senseで頻繁に利用されるデータモデルです。「マスタ」「明細」テーブルをリンクさせることで、ExcelのVLOOKUP関数のように関連性を持たせることが可能です。リンクがないと各テーブルが独立して動作するため、異なるテーブル同士を統合的に分析したり、レポート画面上でデータを連動させることができません。
Qlik Senseに取り込んだデータのリンク有無は項目名称で判断されます。
項目名称が同一であれば、テーブル同士はリンクされますが、一致する項目がなければリンクは設定されません。
データを取り込む時に項目名称を変更する操作のイメージは次のとおりです。
1. データマネージャによる複数ファイルのリンク
データマネージャから複数ファイルを取り込むと、下図1のように各ファイルがバブル
で表現されます。Qlik SenseのAI(拡張知能)がデータをプロファイルして、ファイル
間で値の一致率が高い項目を推奨してくれます。推奨されたリンクを[適用]するか、下
図2のようにドラッグ&ドロップでテーブル同士をリンクさせます。
2. データロードエディタ(ロードスクリプト)による複数ファイルのリンク
ロードスクリプトで複数ファイルをリンクさせる場合は、「as」句を用いてリンクする
項目を同じ名称に設定できます。下記の例では、[売上明細]テーブルの [得意先コ
ード] と [得意先マスタ]テーブルの [得意先番号] でリンクします。
そのままの名称では項目名称が異なっていてリンクできませんが、「as」句で同じ名称
に揃えてリンクを設定します。
▼ロードスクリプトによる項目名称の変更
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